【数学の基礎勉強法】巨大カードを使って解法の"引き出し"を増やせ

暗記カード。

多くの学生が一度は使ったことのあるアイテムじゃないでしょうか。大抵は英単語や九九など、簡単な単発問題を書き込んで使います。

自分が苦手な問題に絞って作れるので便利ですね。「これを数学の記述問題でもやろうぜ!」と言うのが今回のお話です。単語でも、公式でもない。解法です。途中式や考え方も含めた模範回答をカードにします。それでは行ってみよう!

カードの作り方

まずはB6サイズの紙を用意してください。文房具屋で売ってると思います。

こちらの紙。表に問題、裏に解法を書き込んで使います。使い方は単語カードと何も変わりません。

大切なのは裏の解法部分。

数学は途中式や図で考えるプロセスが非常に大事です。いわゆる"難問"ほど、  一撃で答えを出そうと難しく考えずに、簡単に整理します。最悪答えの数字が間違っていても、答えに至るまでの方針が合っていれば、十分得点は見込まれます。というわけで、解法に加えて簡単な図も書いておき、わからなかった部分にはしっかりマーカーを引いておきましょう。

完成したカードはパンチで穴を開け、2穴リングファイルに閉じます。

これで解法カードの完成です!わからなかった問題をカード化しまくりましょう。ちなみに、カードをめくる時穴が広がる恐れがありますので、穴に保護シールを貼ることをおすすめします。

学習ペース

解法カードは1日に10分程度、一定の時間を決めてペラペラめくって読みましょう。なぜページ数ではなく時間によって決めるのかというと、ページをめくる速さが問題と習熟度で変化するからです。

・まずは問題(表)を見て、解法を思い出す。

・すぐに出てこなければ、いさぎよく解法(裏)を読む。

以上の繰り返しです。

ちなみに、身についたと思ったカードについてはファイルから外してしまいましょう。

(また解法が抜け落ちたと思ったらファイルに入れれば良いだけです。)

数学の成績を決める3つの能力

解法カードを習慣化すれば、基礎レベルの問題は十分対応できるようになるでしょう。

数学の成績は、以下の能力を磨けば基本的に伸びます。

1. 解法の引き出しを増やす

2. 問題を見て、それに合った引き出しを見つける

3. 複数の引き出しを組み合わせる

3は国公立をはじめとする難関大学の対策で必要です。しかし、一定レベルの問題は1と2(特に1)の能力で叩きつぶせますので、ご安心ください。

数学の勉強が苦手な方は、ぜひお試しください。

それでは。