成績が伸び悩む2つの壁
成績が伸び悩む方のパターンは、大きく2種類あると思っています。
1つは、シンプルにやる気がないパターン。
こちらは、色々対処法がありますが、まずは本人が自分の目標を意識し、勉強することの必要性を理解することから始める必要があります。
今回お話したいのは、もう1つの方です。
それは、頭の容量の使い方が下手くそなパターン。
ちょっと嫌な言い方ですが、こちらの方が突破するのが難しい壁です。
簡単に言うと、多くの情報処理を同時に行おうとして、頭の中がゴチャゴチャになる状態です。
まるで、目の前のやること以外にも、
「今日の夜ご飯何にしようか」
「明日までの課題を仕上げないと」
「来週の友達と行く飲食店決めよう」などなど。
複数の思考を同時に巡らせる人は、その分ストレスを抱えて、集中力をいたずらにすり減らしています。
このパターンは、特に数学でよく見られます。
問題を解く際、「めちゃくちゃ真剣に考えて立ち止まる」のです。
この壁に悩まされる方は、大抵成績下位というわけでもなく、むしろ基礎的な公式などは一定程度頭に入っていることが多いです。問題演習にも真剣に取り組みます。
しかし、これだけでは伸び悩むのです。難易度が上がるほど、容量よく対処することが求められます。
・一生懸命単語を書き殴る
・何度も問題集を解く
これである程度のレベルまでは成績を上げられますが、かえってこの壁の存在に気づきにくくなるでしょう。
僕も高校生の頃、クラス内で下位の成績でした。
宿題は真面目にやるし、隙間時間に英単語や参考書を読み、毎日一定時間勉強をコツコツ続けている。
しかし、なかなか成績が伸びない。
結局現役では第一志望に落ちました。その後、予備校で問題を解くときの考え方を学び、一気に成績を上げることができました。
「ごちゃごちゃ頭の中で考えるなよ。」
難問を解説する際の数学の先生の言葉が忘れられません。
僕の経験では、頭の容量は温存できるのではないかと思うのです。
例えば、以下のような問題に対して、どのような思考をめぐらすでしょう。
100桁の正の整数で各位の和が2となるもののうち、2020で割り切れるものの個数を求めよ。
(2020年 一橋大学 前期日程 数学)
解ける/解けないはあまり重要ではありません。
頭の中で情報を錯綜させず、どれほど集中力を温存できるかが大切です。
「え、何個あるのそんなの・・?」
「100桁の数を2020で割るってどういう状況・・?」
こんな曖昧なことを考えてモヤモヤするのではなく、まして最終的な答えをいきなり思いつこうとするのでもありません。
淡々とやれることを整理していくのです。
「各位の数の和が2か。じゃあ 2+0+0+・・ +0 みたいな感じで0ばっかりの数が多いな。」
「ああ!となると、
< 1 が2回出てきて 0 が残り98回出てくる> ものか、
< 2 が1回出てきて 0 が残り99回出てくる> もの の2パターンが考えられるな!」
「じゃあそれぞれ2020で割り切れるのか、試してみるか」
・・・といった具合です。
1つ1つ目の前の情報を処理していくことが、難問を解く際におすすめです。
問題に悩んでストレスがたまり、フリーズしてしまう場合は、多くの情報を一度に処理しようとしているだけかもしれません。
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