それ、本当に夢なんですか?
何かしらの目標・夢があって、それを目指して勉強する。
そんな学生は多いと思います。
ところが、まれにこういうタイプがいるのです。
「夢は〇〇になること!」と言いつつ、全く勉強しないタイプが。
夢の内容によりますが、資格試験やそれに関連した勉強等が必要な場合はよくあります。
それを頭では分かっていながら、日々の勉強を怠る。
ずっと勤勉に1日を過ごす必要はありません。せめて7〜8割やるべきことをこなしていれば十分伸びます。
ですが、ほとんど何もしないで「将来〇〇になりたいですー!」と言い続ける。
そんな人を見ると、思わずにはいられないのです。
舐めんなと。
例えば「医者になりたい」と言いつつ、一般的な医学部合格に必要な勉強をせず、ダラダラと参考書に目を通す人。
医者、さらには本気で医者を目指して努力する人をバカにしてると思います。
自分の現状の努力(?)程度で医者になれると思っているのですから。低く見積もってもらっては困ります。
ところで、夢や目標は絶対に叶えようとしなくても良いと思うのです。
たくさんの経験を重ね、情報に触れる内に変わったりするものですから。
ただし、目標を掲げたならそれに見合った行動は取るべきでしょう。
あからさまに怠けている生徒を見てしまうと、正直絶望してしまいます。
「あーあ、金持ちになりたーい」と言ってダラダラ寝てる人と何が違うのでしょうか。夢でも目標でもなく、ただの妄想です。あるいは「〇〇になりたい。そうに違いない。」と自分に嘘をついているだけです。
皮肉なことに
・特に志望校とか決まっていません。
・将来やりたいこと?まだ特にないです。
みたいな人の方が、選択肢を広げる目的で勉強を適度にこなしていたりします。
自分に嘘をつかず、ある程度納得して勉強に取り組んでいるからでしょう。
私は勉強に関して、とりわけ自己責任論の考えが強いです。
だから、掲げる目標に対して明らかに努力が足りていない人を見ると、モヤモヤします。
「もっと頑張れ!」というより、「君は、本当はこの目標を達成する気なんか無いんじゃないか?」そう言いたくなってしまうのです。
その嘘で周囲の人間を巻き込むなど、無責任でしょう。
最後に改めて補足ですが、上記は「明らかに」目標と努力が釣り合っていない場合に思うことです。
「努力は十分足りている!」なんて状況の方が珍しいはずですから、適度に頑張っている生徒は全力でサポートしていきたいと思います。
そして、本当に怠惰な生徒には、容赦無く現実を伝えます。
掲げるためだけの目標を取り下げるか、今この瞬間から努力するのか。