話を要約する癖をつけて、賢くなろう
「馬鹿は要約出来ねーから話が長ぇ!」
漫画『僕のヒーロアカデミア』のキャラクターが、こんなセリフを言う場面があります。
言い方は悪いですが、端的に話を伝える能力は極めて大切です。
少し言いづらいですが、
・文章をそのまま全部読み上げる
・感情や背景を必要以上に語る
このように、冗長に話を伝える人で偏差値が高い人を見たことがありません。
相手に伝える情報を細分化し、重要度に応じて取捨選択できるか。
この要約力を学生の内に身につけると、非常に役立ちます。
要約の意識で現代文を読む
特に現代文を読む際、段落ごとに話を要約するつもりで読むと、重要な情報を意識できます。
以下のような文章を短くまとめてみましょう。
【文章】
最近はスマートフォンの使いすぎが社会問題になっている。特に中高生は勉強中でも通知に気を取られ、集中力が落ちるという研究がある。一方で、学習アプリやオンライン教材など、スマホをうまく使えば学習の効率が上がるという意見もある。
「話を伝えるために必須の情報」と、「強調や例えなどの補足情報」とに分けてみましょう。
すると、以下のように必須情報を絞れます。
最近はスマートフォンの使いすぎが社会問題になっている。特に中高生は勉強中でも通知に気を取られ、集中力が落ちるという研究がある。一方で、学習アプリやオンライン教材など、スマホをうまく使えば学習の効率が上がるという意見もある。
要点は以下の3つが挙げられます。
・スマートフォンの使いすぎが問題
・問題の例:集中力低下
・使い方次第で学習効率向上
強調としての「特に中高生・・・」や、例示としての「学習アプリやオンライン教材など」は必須の情報ではありません。
このように情報の重要度を判定して、以下のようにまとめてみましょう。
【要約例】
スマホは集中力低下の原因になるが、使い方次第で学習効率を高められる。
要約力が伸ばす3つの力
要約を意識して日頃から文章に触れると、以下のような力が身につきます。
- 理解力
長い文章や会話を短くまとめるためには、内容を正確に理解する必要があります。要約を繰り返すことで、「この話の核は何か?」を素早く見抜けるようになります。 - 記憶力
要点を押さえる癖がつくと、頭の中に情報が整理された形で残ります。ダラダラ覚えるよりも、要約を通してポイントを圧縮した方が記憶に残りやすいのです。 - 表現力
要約は「どう言い換えるか」の練習でもあります。自分の言葉で短く説明できるようになると、プレゼンや面接、日常会話でも伝える力が格段にアップします。
具体的な練習方法
- 本や記事を読んだら、人に簡単に説明してみる
- 授業を聞いた後に「先生の話を一言で言うと?」と考える
- 友達の話を聞いたら「つまり、こういうこと?」と要約し返す
最初はぎこちなくても、続けるうちに頭の中で自然と情報を整理できるようになります。
まとめ
要約する癖は、勉強だけでなく、将来の仕事や人間関係にも役立つ「一生もののスキル」です。
毎日の中で少しずつ意識して練習することで、確実に磨かれていきます。
今日からぜひ、要約を習慣にしてみませんか?
要約の助けになる「読解力」については、以下をご覧ください。

