2026年 共通試験 国語 大問1の"読み方"解説

この記事では、設問解説というよりは、おすすめの読み方を簡単に解説します。

素早く文章を把握するために、キーワードを記号に置き換えることが便利です。

今回だと、以下のようにチェックすることができます。

・A 「ふつうのこと」の基準が分からず、途方に暮れる状態

・B ありふれた景色の一部に心が惹かれる状態

・C 作品化という行為

・D 客観的に「美しい」と思えるもの

・E 「わかりえなさ」に関するもの

必ずしもこのように分類する必要はありません。あくまで一例です。

いずれにせよ、記号で話題を整理することで、各設問の意図を把握しやすくなります。

現代文が伸びない人におすすめの勉強法(評論) カタマリごとに分類する読解をしよう

現代文の勉強って何をしていますか? 「漢字だけ勉強しとけば良いか」「傍線部の近く読めば解けるんじゃね?」 そう考えている君。 甘い!!!甘すぎるわ!!! 軽視され…

話の流れは以下のようなものです

・Aの状態により、「わたし」は幼少の頃から他者との関わり方で苦労する。

・Bの魅力は言葉で把握できないが、心地よいものと感じる。

・上記の経験は、Cでも体験できる。

・C(芸術)は、言葉で説明できない「わかりえないもの」に変化すると、他者と完全には共有できない。

・Dは、「わかりえないもの」とは対照的な要素。

・Cは、Eの要素の生成と消滅の繰り返しに立ち会うこと。

・作品という形で、「わかりえない美しさ」は他者へと贈り出される。

全体的に、筆者はB、C、Eの要素を重視していることが読み取れます。

「わからないけど魅力的」

これがメインテーマです。

各設問も簡単に振り返ります。

問1 

漢字はシンプルなものが多い印象でした。

こちらは省略します。

問2

要素Bについて説明する問題です。

選択肢では、Aの要素の説明が前半に登場するため、以下のポイントに注意して判別しましょう。

・Aがマイナス要素であること

・Bがなぜプラス要素なのか

コツはnoteでもお伝えしている通り、本文に各要素のメモを書き込み、見直すべき箇所をすぐに絞れるようにしておくことです。

問3

造形行為(C)に関する設問です。

本文のどの部分がCの説明ブロックなのか、しっかりとメモしておくと良いでしょう。

ただし、造形行為の説明は独特な表現が多用されているため、選択肢と本文を注意深く照らし合わせる必要があります。

問4

「冒頭からこれまでの記述は・・・」と述べる傍線部の役割についての設問です。

なぜ傍線部でこのように俯瞰したような表現が登場したのか。それは、直後の文章を読めば察しがつきます。

「わたし」個人の話を、一般にも当てはまる部分があるとして議論を進めるためです。

問5

Eについての深掘りです。

傍線部は、一瞬何を言っているのか分かりづらいですが、「他者の外側」や「余白」など、ある程度イメージできる表現もあります。

これらを意識して、必要に応じて簡単な図を描いたりしながら意味を分析しましょう。

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